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警告後に起こると予告されている奇跡

ガラバンダルの聖母の出現についてバチカンは正式な見解をまだ発表していません。警告が起こってもいないのに、奇跡についてあれこれ考えてもあまり意味がないと思うのですが、奇跡は警告から1年以内に起こるとされており、警告と奇跡はいわばセットなので、奇跡についても簡単に説明しておきます。

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全世界規模の警告から1年以内にスペインのガラバンダルで奇跡が起こると聖母が予告しています。起こる時期は、3、4、5月のいずれかの月の8日から16日までの間の、ある木曜日(ご聖体に関係する聖人の記念日)の夜8時半(現地時間)で、約15分間続くとされています。また、奇跡のあと、そこには永久にしるしが残されるということです。なお、奇跡の起こる日は、その8日前にコンチータが公表します。

ガラバンダルについて私が懸念しているのは、奇跡の日に目が癒されると聖母に予告されていた全盲のジョイ・ロマンジーノというアメリカ人男性が数年前に死亡してしまったことです(不思議なことにガラバンダルの記念日に亡くなりましたが・・・)。ただ、ガラバンダルの信憑性を落とす事件が起こるとも予告されているので、このことを指しているのかもしれません(ロマンジーノが生き返って目が癒される奇跡が起こるとは思えませんが・・・)。逆に、ガラバンダルの信憑性を高めているのは、当時、ガラバンダル村で4人の少女たちを間近に見ていた村民(それぞれの親を含む)が全員、ガラバンダルの聖母の出現を信じていたことです(参考:”The Village Speaks”)。

現在のガラバンダル

1961年から1965年まで続いたとされる、スペインのガラバンダルにおける聖母マリアの出現の超自然性を最初の調査委員会は否定しましたが、それは、聖母の預言どおり、出現を受けた子供たち自身が聖母出現を一時否定したことが大きな原因となっています。しかしながら、教会がガラバンダルでの聖母のメッセージが教会の教えに反すると指摘したことはこれまで一度もありませんし、ガラバンダルの状況は現在、大きく変わっています。出現を再調査する新しい委員会が新しい司教(司祭時代に第一次調査委員会のメンバーに任命されましたが、調査の方法に疑問を呈して委員を辞任しました)によって1986年に任命され、その調査は1991年に完了しました。その結果は同年バチカンに提出され、教会による正式な審査を受けましたが、バチカンはまだ審査結果を公表していません(公表は警告と奇跡が起こってからにならざるをえないと思います)。

また、ガラバンダルの村を訪れる司祭が当地でミサを行うことは1962年から当時の司教により禁止されていましたが、1987年1月から禁止が解かれています。2011年には、ガラバンダルの大天使聖ミカエル教会で、大天使聖ミカエルの出現(1961年6月18日)50周年と聖母マリアのご出現(1961年7月2日)50周年記念ミサが行われました。

警告と奇跡の起こる時期

警告の起こる年を知っていたマリ・ロリが2009年に病気で亡くなりました。警告後1年以内に起こる奇跡の起こる年月日をコンチータは知っており、その8日前に世界に公表することになっています。コンチータは2022年2月に73歳になったので、警告と奇跡が間近に迫っていると考えられます。

また、警告が起こるのは、教会が迫害され、ミサ聖祭を行うこと自体、困難な時であると言われています。マリ・ロリは警告の起こる年を公表しませんでしたが、ある高名な司祭がマリ・ロリに赦しの秘跡を授けた際、せめてその年が偶数年なのか奇数年なのか教えてほしいと迫ったら、やむなく、偶数年であると答えてくれたそうです。

カルメル山の聖母とその意義

ロザリオの聖母がファチマにおいて最後にご出現された1917年10月13日に、太陽の奇跡が起こりましたが、ルチアはその時のことを次のように語っています。

「聖母が空中に見えなくなった時、太陽のそばに聖ヨゼフの腕に抱かれた幼いイエズスと、白衣の上に青いマントを着けた聖母マリアを見ました。聖ヨゼフと幼いイエズスとは、手で十字架のようなしるしをして、世界を祝福なさいました。このご出現が終わると、次に主イエズスと悲しみの聖母を見ました。私たちの主が世界を祝福なさるのを見ました。このご出現の後に、カルメル山の聖母を見ました。」

ファチマの最後のご出現から44年後の1961年7月2日に初めてガラバンダルに出現された聖母は、右腕にこげ茶色のスカプラリオをかけたカルメル山の聖母として現われました。

カルメル山といえば、自分の信じる神ヤーウェの真実性を証明するために、エリヤがアハブ王の前で数多くの異教の預言者たちに公然と挑戦して打ち勝ち、イスラエルを苦しめた日照りを終わらせた場所です(聖母マリアが住んでおられたナザレトの村からもはっきり見ることができました)。

「アハブはイスラエルのすべての人々に使いを送り、預言者たちをカルメル山に集めた。エリヤはすべての民に近づいて言った。『あなたたちは、いつまでどっちつかずに迷っているのか。もし主が神であるなら、主に従え。もしバアルが神であるなら、バアルに従え。』民はひと言も答えなかった。・・・献げ物をささげる時刻に、預言者エリヤは近くに来て言った。『アブラハム、イサク、イスラエルの神、主よ、あなたがイスラエルにおいて神であられること、またわたしがあなたの僕であって、これらすべてのことをあなたの御言葉によって行ったことが、今日明らかになりますように。わたしに答えてください。主よ、わたしに答えてください。そうすればこの民は、主よ、あなたが神であり、彼らの心を元に戻したのは、あなたであることを知るでしょう。』すると、主の火が降って、焼き尽くす献げ物と薪、石、塵を焼き、溝にあった水をもなめ尽くした。これを見たすべての民はひれ伏し、『主こそ神です。主こそ神です』と言った。」(列王記上第18章)

エリヤは死ぬことなく天に昇ったと考えられていて、いつかはイスラエルの栄光を復興するために地上に再び現れるであろうと信じられていました。使徒たちは、洗礼者ヨハネを、主を迎えるための道を準備するために再び現れたエリヤであると思っていました。イエス御自身も言われました。「言っておくが、エリヤは既に来たのだ。人々は彼を認めず、好きなようにあしらったのである。人の子も、そのように人々から苦しめられることになる」と。(マタイ17:12、13参照)

イエス・キリストの再臨が近づいているとしたら、ガラバンダルに出現されたカルメル山の聖母は、主を迎えるための道を準備するために再び現れたエリヤ(洗礼者ヨハネ)を象徴していると考えていいのではないでしょうか。

「主の大いなる恐ろしい日が来る前に、わたしは預言者エリヤをお前たちに遣わす。彼は父の心を子に向け、子の心をその父に向かわせる。わたしが来て、地を呪いで滅亡させることのないためである。」(マラキ3:23)

コメント一覧

Jacky2022年4月25日 5:57 AM /

昨日、話題がやっと第二の聖霊降臨に及んだこと、そして、このサイトの当初の目的(記事のアーカイブ化と聖霊刷新関連の本の紹介)も大方達成できたことから、これまで毎日行ってきた記事の掲載を終了し、今後は折に触れて記事を掲載することにします。Veni Sancte Spiritus! 聖霊来てください!