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ガラバンダルの警告と第二の聖霊降臨

今日は「神のいつくしみの主日」なので、聖ファウスティナにも関係のある話題にします。

皆さんは、1961年から1965年までの間にスペインのガラバンダルに聖母マリアが出現されたという話をご存知でしょうか。出現を受けた4人の少女(コンチータ、ヤシンタ、マリ・ロリ、マリ・クルース)は、警告、奇跡、天罰の3つの出来事が起こると聖母マリアから予告されました。「コンチータの出現日記」(デルコル神父訳)によると、警告の具体的な内容は明らかにされていませんが、それは少なくとも次のようなものであることがわかっています。

  • 外観をもっているもので、世界中の人々が見、そして感じることができるもの。
  • 直接、神から生じるもの、言い換えれば、奇跡的な起源をもつもの。
  • 神が私たちの良心を清め、罪の生活をやめさせるためになさるもの。
  • 外部的に見えるものであっても、火や雷のように物理的に害を与えるものではない。
  • 恐ろしい試みで、私たちに、自分たちの罪を意識させ、良心の呵責と、行いを改めたいという望みを起こさせるもの。

ガラバンダル以外の情報源

ガラバンダルの聖母出現に関する調査は終わっているものの、最終的な判断がまだバチカンから発表されていませんので、他にその種の情報がないかどうか調べてみました。

「司祭のマリア運動」で発行している『聖母から司祭へ』を読むと、最後の公審判の前に小さな公審判のようなものが起こると予告されています。そのメッセージは、この運動の指導者であるゴッビ神父に内的語らいにより聖母から与えられたものです。

1.1992年10月2日(守護の天使の記念日)のメッセージから
「あなたたちの解放は、罪悪が終わるそのとき、同時に行われます。それはつまり、全被造物が罪と悪の奴隷制度から完全に解放されるときです。これこそ、世界がはじまって以来決してなかったほどの非常に大きな出来事でしょう。それは、あたかも小さな公審判のようなもので、すべての人が、自分の生活と行いをみな神の光の中にみるでしょう。

2.1994年5月22日(聖霊降臨)のメッセージから
「わたしの汚れなき心の勝利は、第2の聖霊降臨の偉大な奇跡と同時に実現するでしょう。そのとき、天から新しい火が降って、異教徒となった全人類を清めるでしょう。それは、小さい公審判のようなもので、各人は、神の真理そのものの光のうちに自分をみるでしょう。

ギリシア正教徒であるヴァッスーラへの神からのメッセージにガラバンダルに関するものがあります(なお、ヴァッスーラは、1991年、当時アメリカ在住のコンチータに会っています)。

1.1987年9月5日
「ヴァッスーラ  恐れないで、ガラバンダルという言葉を書きなさい。ガラバンダルは他のすべての印の延長上にある。・・・・・・」(春秋社『ヴァッスーラへの預言』人見祥子訳 )

2.1993年2月18日
暗闇の時間が訪れた時、私はあなたの内側をあなた自身に示そう。私があなたの霊魂を裏返したなら、あなたはそれが炭のように真っ黒であることを知るであろう。あなたは、今までに体験したこともない苦難を味わうだけでなく、周りの暗闇以上に自分自身の暗闇が暗いことを知り、苦悩の故に胸を打つことであろう。」(“TRUE LIFE IN GOD”(神における真の生活)からの拙訳)

3.1993年3月17日
間もなく、この世の罪悪を焼き尽くすために、御父から火の洗礼が送られる。私は厳かに言う。あなた方は間もなく火によって試されるだろう。」(同上)

米国カトリック・カリスマ的刷新のリーダーとして著名だったミカエル・スキャンラン神父(元ステューベンビル大学長)は1980年1月の全米刷新委員会の会合の中で次のような趣旨の預言を神から与えられました(拙訳)。
「・・・祝福と賜物をもって成し遂げられなかったことを、私は裁きと清めによって成し遂げる。・・・聖霊による洗礼と聖霊のあふれるばかりの賜物によって成し遂げられなかったことは、火の洗礼によって成し遂げられる。その火は、あなた方の中を駆け巡り、“もみがら”を燃やし尽くす。その火は、世界中であなた方の間を、個々に、また全体的に駆け巡る。・・・・・・」
(1994年発行“THE LAST CALL”にスキャンラン神父の同意を得て掲載された。)

(この預言の詳細については、「カトリック聖霊による刷新サイト」の記事をご覧ください。)
マイケル・スキャンラン神父のもう一つの預言 | カトリック 聖霊による刷新 (ccrjapan.org)

同じく米国カリスマ的刷新のリーダーであったラルフ・マーチン氏は、1990年代の著書“The Catholic Church at the End of an Age” (一時代の終わりにおけるカトリック教会)において、「現在世界的に聖母マリアの出現、内的語らい、幻を受けている人々が増えており、神からの警告という形で何か超自然的なことが起こっていることについては疑問の余地がない」(要約)と述べています。

旧約聖書にも間連する箇所があります。プロテスタント系月刊誌HAZAH(ハーザー)の記事の中でデビッド・ウィルカーソンという牧師(『十字架と飛び出しナイフ』の著者)が次のようなことを書いています。
「やがてまもなく、一人一人が聖霊さまによってお取り扱いを受けるときがやってきます。イエス・キリストの教会はこれまで、罪に対して非常に鈍感であり、自らの罪を隠してただ体裁を繕っていたり、罪を甘く見たり見過ごしたりしてきています。それ故に、聖霊さまが祈りの霊をもって降ってこられるとき、それらの罪は一掃されるところとなります。私たちは涙を流して嘆き、心砕かれることとなり、自分たちの罪が神さまを悲しませているのだということを身をもって知ることとなるのです。
 聖霊さまはこのような働きを、ただ単に教会に集まっている会衆の内でなされるだけでなく、家族やそれぞれのクリスチャンの内になさることでしょう。なぜなら、『この地はあの氏族もこの氏族もひとり嘆く。ダビデの家の氏族はひとり嘆き、その妻たちもひとり嘆く。ナタンの家の氏族はひとり嘆き、その妻たちもひとり嘆く』(ゼカリヤ12:12)とあるからです。」

ファウスティナの日記にもガラバンダルの警告に似た出来事が予告されています。
正義の審判者として来る前に、私はまず憐れみの王として来る。裁きの日が来る前に、天に次のようなしるしが与えられる。天のすべての光が消え、全地球は大いなる暗闇に覆われる。その後、空に十字架のしるしが現れ、救い主の手と足を釘付けにした場所から大いなる光が発し、しばらくの間地球を照らす。その後、短い期間を経て、最後の日が訪れる。」

警告の詳細

「警告」の詳細については、米国北西部で内的語らいを受けている人によるものが、“THE THUNDER OF JUSTICE(正義の轟き)”という本に記載されています。この本の裏表紙には、故ルネ・ローランタン神父による推薦の言葉がありますが、だからといって、本の内容がすべて正しいと保証されているわけではありません。しかし、他との情報源との共通性がありますので、次にメッセージの主要部分を掲載しておきます(拙訳)。

・私の恵みのうちにある者は、「警告」が起こっても恐れることはありません。私の愛よりも偉大なものは何もないことをあなたはいつ悟るのですか。私の愛の温かさを感じないのですか。私よりも偉大な者がいるでしょうか。なぜ他をさがすのですか。私の腕に飛び込みなさい。
・人々は私を忘れてしまっています。私は太陽を3時間暗くします。
・全人類は再度私の十字架を目撃することになるでしょう。そのとき、すべての人は私の父が受けた侮辱を理解するでしょう。
・人が死の時に理解することを、有史以来初めて、すべての人間が理解する恵みをこの時与えられるでしょう。これは、私の憐れみの最も偉大な出来事となるでしょう。私はすべてを修復します。しかしまず、それを求めなければなりません。私はすべてを赦します。しかしまず、悔い改めなければなりません。私はすべての者を自分の心に連れて行きます。しかしまず、立ち返らなければなりません。
・聖霊の注ぎは人々が私を見る瞬間に始まるでしょう。これは人々にとって重要な時となるでしょう。自分のすべての罪を清算することもできれば、罪により自分自身を破滅に導くこともできるでしょう。
・警告が起こったあとの聖霊の注ぎは、最初の聖霊降臨と同じくらい偉大なものとなるでしょう。
・人々は混乱のうちに家を出てくるでしょう。慰めようもない人々もいるでしょう。電話はパンクするでしょう。司祭でさえ悲嘆にくれるでしょう。
・ロザリオを唱えるように人々に言いなさい。これは非常に重要なことです。人々は私の手助けをしなければなりません。

以上

英語の資料はたくさんありますが、日本語の資料は次がおすすめです。
『ガラバンダル 聖母のメッセージ』(エンデルレ書店発行)