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マリアと共に祈るレクチオ・ディヴィナ

1 「私の」母

十字架上で死を迎えつつあるイエスは、御自分の母を私に与えてくださった。天が閉ざされているように見え、イエスが最も御父を必要としている時に御父が不在であるように見えた(「わが神、わが神、なぜわたしをお見捨てになったのですか」(マルコ15・34))が、イエスにはそばに立っている御自分の母が見えた。そしてイエスは、死に際の贈り物として、御自分の愛する弟子を通して、母マリアを私に与えてくださった。「婦人よ、御覧なさい。あなたの子です」。そして私をマリアに与えてくださった。「見なさい。あなたの母です」(ヨハネ19・26~27)。

自分自身を神の御前に置く:

自分自身に言い聞かせなさい。今この瞬間、あなたへの愛をとおしてイエスがあなたの前におられます。さらに「聖徒の交わり」により、マリアもあなたへの愛をとおしてあなたの前におられます。たった今、マリアに話しかけて共に時間を過ごしてもいいでしょう。感謝の言葉をもってお二人の臨在に応えなさい。

神の言葉を読む:

「イエスの十字架のそばには、その母と母の姉妹、クロパの妻マリアとマグダラのマリアとが立っていた。イエスは、母とそのそばにいる愛する弟子とを見て、母に、『婦人よ、御覧なさい。あなたの子です』と言われた。それから弟子に言われた。『見なさい。あなたの母です。』」(ヨハネ19・26~27)

神に今日の恵みを願い求める:

マリアと共にイエスのもとに行き、あなたが望む恵みを願いなさい。イエスの母をあなたの母としてもっと知ることができるように、そして、イエスをあなたの兄弟・共同相続人としてもっと知ることができるように。マリアに願ってこの日のあなたへの恵みを獲得していただきなさい。

祈りのポイント:

以下の祈りのポイントについて考察しなさい。一度に一つを選び、あなたの心に最も響くものから始めなさい。

1 イエスは、私を救うために、私のために個人的に死んでくださった、あたかも私がこの地を歩いたことのある唯一の他の人間であるかのように。イエスは私をとても愛しており、万一必要があれば、私のために再度死んでくださるだろう。

2 十字架上で死につつあるとき、イエスは私の母となるよう御自分の母を私にくださった。イエスの愛する弟子が私に代わってそこに立っていた。イエスは御自分の母をその愛する弟子に与えられたが、その弟子は私とあらゆる時代の愛する弟子たちを代表していた。

3 マリアのただ一つの願いは、私をイエスに導くこと。自分自身の言葉で主に話しかけなさい。あるいはマリアに祈りなさい。でも最も重要なこととして、その時間の一部をイエスかマリアと、あるいはお二人とただ静かに過ごしなさい。もしかしたら、非常に短い祈りをゆっくりと繰り返すとよいかもしれない。たとえば、「マリアさま、祈れるように助けてください」、「マリアさま、もっと深くイエスを愛せるように助けてください」、「イエスさま、ありがとうございます」、あるいは単に「イエス」と。

大切なのは、霊的実りをもたらすまで祈りにとどまることです。急がないでください。非常にゆっくりと行ってください。望んでいる恵みのためにマリアに共に祈るよう願うとき平安を感じるのなら、好きなだけ、それを続けなさい。

結びの祈り

私の母であるマリアさま、イエスがあなたを私の母として私にくださっています。あなたの近くにいられるように私を教え導いてください。ひいては、イエスにもっと近づけるように私を導き、祈りの内にイエスに出会えるように助けてください。主イエス、私のために死んでくださってありがとうございます。あなた御自身のお母様を私にくださってありがとうございます。あなたの私への個人的な愛を真剣に受け止められるように助けてください。アーメン。

一日を通して、次の祈りを繰り返してもいいでしょう。「母マリア、私はあなたを私の母として受け入れます!」

『アヴェ、マリア』(レヌ・リタ・シルヴァノOCV、フィオ・マスカレナス S.J. 共著 小熊晴代監訳、高浜武則訳 2019年9月 HSRO 発行)

この本の第8章「マリアと共に祈るレクチオ・ディヴィナ」からの引用です。
この本は今日現在、 いつくしみセンターWEBショップ で入手可能です。