• 思いがけず聖霊の風の恵みを受けたカトリック信徒が、聖霊刷新とは何か、Jacky のニックネームで具体的に説明するサイトです。テーマは、預言的執り成し、預言、いやし、悪霊からの解放、イスラエル、アメリカ、メシアニックジュー、エキュメニズム、マリア崇敬、聖マリアの汚れなき御心の勝利、第二の聖霊降臨など多岐にわたります。聖霊刷新関連の本もたくさん紹介しています。

仮庵祭(スコット祭)の意義

ヨハネによる福音書7章37節から39節に次のような御言葉があります。

祭りが最も盛大に祝われる終わりの日に、イエスは立ち上がって大声で言われた。「渇いている人はだれでも、わたしのところに来て飲みなさい。わたしを信じる者は、聖書に書いてあるとおり、その人の内から生きた水が川となって流れ出るようになる。イエスは、御自分を信じる人々が受けようとしている“霊”について言われたのである。イエスはまだ栄光を受けておられなかったので、“霊”がまだ降っていなかったからである。

上記の「祭り」は、仮庵祭(スコット祭)のことです。この祭りは、ユダヤ暦ティシュレイ月の15日から1週間行われます。数年前の記録では、西暦10月17日(実際には16日の日没)から先日23日までの1週間、行われました。

この祭りは、紀元前13世紀にイスラエルがエジプトで奴隷であった時、モーセに導かれてエジプトを脱出し、荒野で40年間過ごしたことを記憶するためのもので、当時を思って仮の小屋を庭やベランダに建てて1週間そこで食事を撮り過ごします。その仮の小屋をヘブライ語でスカーと言い、その複数形がスコットです。

ユダヤ教の三大祭りは、過越祭(ペサハ)、七週の祭り(シャブオット)、仮庵祭(スコット)で、日本のイスラエル大使館もお休みになります。

過越祭(ペサハ)はキリストの受難と、七週の祭り(ペンテコスタともいう)は聖霊降臨と関係があります。でも、仮庵祭だけは私たちとあまり関係がないと思っていたのですが、最近、次のとおり、ゼカリヤ書14章に「仮庵祭」という言葉があるのを知りました。

「見よ、主の日が来る。かすめ取られたあなたのものがあなたの中で分けられる日が。わたしは諸国の民をことごとく集めエルサレムに戦いを挑ませる。・・・・・。戦いの日が来て、戦わねばならぬとき主は進み出て、これらの国々と戦われる。その日、主は御足をもってエルサレムの東にあるオリーブ山の上に立たれる。・・・・・その日、エルサレムから命の水が湧き出で半分は東の海へ、半分は西の海へ向かい夏も冬も流れ続ける。・・・・・破滅が再び臨むことはなくエルサレムは安住の地になる。・・・・・エルサレムを攻めたあらゆる国から残りの者が皆、年ごとに上って来て万軍の主なる王を礼拝し、仮庵祭を祝う。」

イエスはゼカリヤ書14章を意識した上で、仮庵祭の最後の日に、「生きた水が川となって流れ出るようになる」とおっしゃったのだろうと思います。イエスの時代には、仮庵祭の期間中、毎日シロアムの池から黄金の器で水を汲んで神殿へ運び、朝晩2回行われる犠牲の際、供え物とともに祭壇に水を注ぐ行事が行われたそうです。

ゼカリヤ書14章を文字通り解釈すれば、いつの日か、エルサレムに恒久の平和が訪れた後、私たちもエルサレムに仮庵祭を祝いに行くようになるのかもしれませんね。